ルールはなぜある?(2008/6/3)


我々の周りにはルールがたくさんあります。

みんなが規則を守って、
お互いのことを思い合って、
仲良く生活していくために、
「ルール」はあるんだと思います。

でも、この「ルール」が自分達を苦しめているとも言えます。

どういうことか、お話したいと思います。


『ルール』って、どういうものかというと、

「何かをしていい」とか、
「こうしなくちゃいけない」とか、

みんなで守る約束事ですよね。


でも、それを決めたのは誰でしょう?

時には権力者が一人で決めたものかもしれない。
大勢の人で決めたものだとしても、
全人類で相談して、全員意見が一致して決まったルールはまずないでしょう。

となると、『ルール』で決まった約束事は、
一部の人の価値観に基づいて、決められた「正義」です。

価値観が異なる人にとっては、
必ずしもその『ルール』は正しいものではないわけです。

正しく思えないものを、押しつけられ、
ルールに反しているからといって、
そのルールに則って行動を迫られるわけですから、
ストレス以外の何物でもありません。

社会を平和に営んでいく上で、『ルール』は必要なのだと思いますが、
少なくとも、自分の周り(小さな社会)では、
『ルール』を振りかざさない方が幸せだと思います。

「ただしい」という価値観は、
生きてきた環境、現在の心の状態などによって、
十人十色だったりします。

「ただしさ」を強調しすぎると、
お互いストレスを抱えることになりますから、
人間関係が上手くいかなくなってしまいます。

最初に述べたように、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ルール」は、
お互いのことを思い合って、
仲良く生活していくために、
あるんだと思うんです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

矛盾していませんか?

仲良く生きるために作った「ルール」。

その「ルール」のために、
仲良くできない人間関係を作っているんです。

「〜するべき」
「〜しなきゃいけない」

自分の周りで無くせるルールは、
手放してみませんか。

きっと、気持ちが軽くなりますよ。


ありがとうございました。