三日坊主よ、さようなら(2008/5/20)

前回は、
「三日坊主のメカニズム」
について、話をしました。

自分が成長する、あるいは変化しようという状態になると、

「”今までの自分”でいることが安全だ!」、
「変化したら何が待ち受けているか分からないぞ!」

と言う風に、脳はストップをかける...

これが「三日坊主」のメカニズムだと、
分かりましたね。

では、「三日坊主」にならないために、どうすればいいか。

その点について、今回は話を進めたいと思います。


何かをやるときには、最初が肝心!!
じっくり変化していきましょう。

これにつきます。


「その変化が現状だ...」
と脳に思わせるようにすることです。

「変化しつつある自分が、今の自分だ」
と脳に勘違いさせてしまえば良いのです。

そうすれば、どんどん変化していけるわけです。

ここのポイントを押さえずに
がむしゃらに何かをやっても、

「こんな無理しなくてもいいや!」、
「今まで通りの私の方が、私らしいじゃん」

なんて、自分を納得させて、
元の自分に戻ろうとしてしまうのです。


最初が肝心なんです。

最初は無理せず、
ゆっくり行きましょう。

自転車漕ぐのと一緒です。

最初は大変ですよね。
エッチラコッチラ、加速していきます。
でも、スピードにのってしまえば、
あとは楽チン。
足をペダルから離しても、勢いよく進んでしまいます。
逆に停まる方が、エネルギーが必要ですよね。


ロケットの燃料の話って聞いたことありますか?

出発して地球の大気圏を出るために
9割方の燃料を使ってしまうんですって。

知ってました?
驚きですよね。

すなわち、最初が一番エネルギーを必要とするんです。

だから、最初は慌てずゆっくりと...です。


では、具体例をひとつ。

100個の英単語を10日で覚えるとしたら、
スケジュール管理をしっかりするなら、
1日10単語を10日やれば完了なわけですが、
これだと、「三日坊主」まっしぐらです。

実際やったことありますよね。

今までやっていないことをやるのは難しい。
長続きしない訳です。

最初の1日目、2日目は頑張って、10単語ずつ覚えたとしても、
だんだん、現状を維持しようという脳の働きが動き始めますので、、
英語を理解できない自分であり続けよう...、
ということになってしまいます。

結局、「三日坊主」まっしぐらです。


だから、
最初のうちは、3単語でも、1単語でもいいのです。
それよりも、英単語を覚えはじめたこと...、
行動を起こしたことを大切にしましょう。

脳が慣れてくれば、勢いに乗って、
後半は1日で20単語覚えることも可能になります。


こういうことなんです。


...


変化を避けて自分を守ろうとする、
脳のメカニズムというものが
分かって頂けましたでしょうか。

5月病解消のための秘策は
まだまだ続きます。



ありがとうございました。