【時間管理】一日を有意義に過ごす方法(2008/1/20)

毎日時間が足りないと感じている人、
多いと思います。

どうやって時間を有意義に活用していますか?

自分もいろいろな本を読み、
工夫をして、1日に多くのことをしようと思いました。

でも、どれも思うような結果を残せませんでした。

朝から夕方まで外来で患者さんの診察をして、
できるだけ早く帰宅する準備をして、
家で子どもをお風呂に入れ、
妻に頼まれ、お皿を洗って、
ぐったりして、もう寝る時間。

布団に入る前に、
「今日もあれができなかった。」
「あっ、あれやるの忘れていた。」
なんて、調子で1日何もできなかったと言う気持ちで、
明日は何とか仕事をこなさなきゃ...と、
焦った気持ちで1日を終える毎日でした。

でも、ちょっと違うことにある時に気がつきました。

何が違うかって?

結構いろいろやっているんですよね。

毎日のこととはいえ、
外来で何人も患者さんを診察しているし、
子どもをお風呂に入れている、
お皿も洗って、
そんな合間に雑用もしている。

それに気がついたんです。

結構いろいろやっているんですよ。

仮に寝てばかりいたとしても、
しっかり身体に休息を与えた良い一日じゃないですか。
明日につながる「休息」を自分は選んだんです。

そう思うと、
「今日一日頑張った」
と思えるようになりました。

実際、1日やったことを書き出してみるといいですよ。

・朝起きて、新聞を取りに行った
・朝食のパンを焼いた
・身支度を整えて、コーヒーを飲んだ
・満員電車に乗って通勤
・患者さんを15人診た
・スタッフにねぎらいの言葉をかけられた
・患者さんに感謝された
・お財布を拾って交番に届けた
・道に迷っているお年寄りを案内した
・妻の今日1日に耳を傾けた
・子どもをお風呂に入れた
・お皿を洗った
・家の戸締まりをした

なんて感じでどうですか?

何気なくやっていることでも、
いろいろやっていると思います。

かなり充実した1日に感じませんか。

寝る前に、
「あっ、あの書類仕上げてない...」
じゃなくて、
「書類やってないことを思い出せて良かった」
「今日は早く寝て、明日早起きして仕上げよう」
って、感じに気持ちを切り替えるだけで、
同じことをやるにしても、
1日の有意義に過ごしたかどうかが感じ方が変わってきます。

これは、こういう風にも言い換えられます。

「ある」に意識を向ける。

「書類がない」
「じょうずにできない」
「あれもできなかった」
と、「
「ない」に意識を向けるのではなく、

「ある」に意識を向けるんです。

「ある」って結構些細なことなんですよ。

・今日も健康だ
・家族がいて幸せだ
・定刻の電車にのれた
・原稿提出期限に間に合った

なんてね。

ぜひ、「ある」に意識を向ける習慣を身につけましょう。

1日が有意義に感じられますよ。

どんなに時間管理に工夫を凝らしても、
「ない」に意識を向けていたら、
結局最後には、「できなかった」と思うのがオチです。

「ある」に意識を向ければ、
今まで有意義に過ごせなかったと感じていた過去も、
有意義に過ごしていたことが分かります。

お試しあれ。